投資信託について知ろう4

投資信託の金融商品や派生的金融商品の知識を深め、有利な投資、投資信託を選択しましょう。

投資信託と金融派生商品について4:毎月分配型投資信託2

毎月分配型投資信託のタイプ

毎月分配型投資信託は、日本においては1990年代後半より設定されるようになりました。当初は先進国の債券に投資し、安定的な分配を目指すタイプのものが多かったです。

その後、リスクの高い低格付債や新興国の債券に投資し高いリターンを狙うもの、高配当の株式に投資するもの、不動産投資信託(REIT)に投資するもの、それらを組み合わせて投資するバランス型投資信託など、いろいろな毎月分配型投資信託が登場しています。

毎月分配型投資信託「グローバル・ソブリン・オープン」

2000年代に入り、団塊の世代が退職を迎える時期になって、毎月年金代わりに分配金を受け取れる事をメリットと感じた高齢者を中心に、大量の資金がこの種の毎月分配型投資信託に流入するようになったと考えられます。

国際的な金利低下を背景に、安定的に債券で収益を上げる事が出来るようになった(金利が低下すると債券価格は上昇するからです)ことも、それに勢いを与えました。2006年9月現在、日本で最大の純資産総額を有する投資信託は「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」で、その額は約5兆5000億円にもなっています。

毎月分配型投資信託の問題点

毎月分配型投信は、運用がよければ安定的に収益金を受け取ることができるわけですが、投資信託運用実績が悪かった場合は、自らの資産を切り崩して分配金を払う「蛸配当」状態になっている事もあります。ですから、投資信託の銘柄を見極めるには、投資信託運用成績の確認を定期的に行う事が必要です。基準価格が一定期間を通して減少傾向にある場合は、蛸配当の可能性が高いといえます。

また、分配金を受け取らずに再投資するコースが選択できる場合もありますが、分配金には20%(2008年3月までは株式型は10%に減免)の所得税・住民税が一律に課せられるため、運用成績が同じ場合は無分配型の投資信託よりも複利効果が薄まる可能性があります。