投資信託と金融派生商品について5:上場投資信託
上場投資信託とは?
上場投資信託とは、証券取引所で取引される投資信託のことを言います。上場投信、ETF(Exchange Traded Fund)ともいい、証券取引所に上場している株式と同様に取引できます。
日本では、日経平均株価やTOPIXといった株価指数に連動する株価指数連動型の上場投資信託が一般的に取引できます。
上場投資信託のあらまし
通常のオープンエンド型の投資信託は、一般の投資家から資金を受け取る度に受益証券を発行するのに対し、上場投資信託では証券会社や機関投資家などの大口投資家が、その対象となる株価指数を構成する株式を指数に連動するような構成比でユニット化した現物株式を拠出した場合に受益証券を受け取ることになっています。これらの大口投資家が証券取引所で放出した受益証券を一般の多くの投資家が取引する仕組みになっている。
上場投資信託は市場で取引されることから、一般的な投資信託よりも売買コストが安く、信託報酬も同様の指標連動型投資信託・インデックスファンドに比べて安くなる傾向があります。
アメリカでは、S&P500指数に連動することを目的として運用されているSPY、ニューヨーク・ダウ工業株30種に連動することを目標として運用されているDIA、NASDAQ100指数に連動することを目的として運用されているQQQQなどが一般的に取引されている上場投資信託です。また、これら上場投資信託のオプションも存在し、高い流動性を持って取引されています。