投資信託について知ろう4

投資信託の金融商品や派生的金融商品の知識を深め、有利な投資、投資信託を選択しましょう。

投資信託と金融派生商品について6:ヘッジファンド

ヘッジファンドとは?

ヘッジファンドの正確な定義は難しいのですが、公募によって一般から広く零細な資金を集めて巨大資本を形成する一般の投資信託と異なり、私募によって少数の投資家から大規模な資金を集めて運用する投資団体のことを指すのが通例です。

投資の最低額が、日本円で1億円以上とも言われているため、ヘッジファンドの参加者はアメリカで99人以下、日本でも49人以下(証取法で規定する少人数私募の場合の勧誘数上限。適格機関投資家向け私募投信の場合は、人数制限はない)と少人数に限られています。

ヘッジファンドの特色

ヘッジファンドには参加者が限られることから、資本規模は一般の大型投資信託に比べて、それほど大きくなりません。一般の投資信託は、投資対象や投資手法などが規制され、情報の開示などが義務付けられていますが、ヘッジファンドは一般的に私募による投資信託であるため、同様の規制は受けず自由な運用が可能となっているのが特色です。

ヘッジファンドとは、空売りを積極的に利用して売買益を稼ぎ出す投資手法をとる投資信託です。投資家の安全を守るとの名目で、投資信託の運用には様々な法規制がなされており、多くの国では投資信託が空売りをすることを禁じていますが、ヘッジファンドは法規制のゆるい、いわゆるオフショア 地域に本拠を置きます。

ヘッジファンドの手法

ヘッジファンドでは、法規制から逃れるため公募ではなく、私募形式で出資を募るケースがほとんどです。参加者は極めて少数の富裕層に限られます。

一般の投資信託は空売りが出来ないため、下げ相場では買持ちしている資産の価値が低下し、運用利回りがマイナスとなる場合が多いのですが、ヘッジファンドは空売りを積極的に利用するので、上げ相場でも下げ相場でも利益を上げる事ができ、実際に下げ相場を得意とするヘッジファンドは多いです。

リスクヘッジのために開発された各種の金融派生商品(デリバティブ)を駆使して投機的に高い運用利益を上げようとする投資手法をとる場合が多く、金融派生商品は本来、保険つなぎ(リスクヘッジ)のために開発された商品なので、低額な証拠金率で巨額の取引が可能となっています。このため、投下資金に対しての運用利回りが現物取引に比べると3〜10倍程度も高くなるレバレッジ効果を狙います。利益だけでなく損失も同様に3〜10倍となり、ハイリスク・ハイリターンな取引となるリスクが伴います。